明治十二12年に始まった「青柳」。
創業から約百四十140年経った
現在までに築いてきた
青柳の変遷をご紹介いたします。

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  • 明治〜昭和
  • 平成〜近年

1879

名古屋大須の地に創業

初代後藤利兵衛が徳川慶勝公から「青柳」の屋号を賜り、
大須門前通りで蒸し羊かん業を始める。
その数年後にういろうの製造も開始。

明治中期の青柳総本家 銅版画 野村 博

1922

東京博覧会に青柳ういろうを出品

有効進歩賞を受賞し宮内省御用命を賜る。

大正13年ころの青柳大須店(手前左側)
明治、大正のういろう製造器具

1931

国鉄名古屋駅構内にて
ういろうの立ち売りを開始

三代目後藤為彦が名古屋駅ではじめてういろうの立ち売りを開始。
後にういろうが名古屋名物となるきっかけとなった。

1931 ~ 1941

市内百貨店などへ販路拡大

青柳ういろうの拡販のため、三ツ星百貨店(後の丸栄)など市内各地へ出店。当時は珍しかったライトバンを走らせ、市電の乗車券の裏にも広告を出すなど、積極経営により太平洋戦争までの一時期を支えた。

菓子業界で珍しがられた自動車
国鉄名古屋駅進出当時の巻き紙

1948

名古屋市瑞穂区の工場にて
ういろうの製造を開始

四代目後藤敬一郎が、瑞穂区十六町の自宅を工場とし、
従業員5名で戦後の事業再建に挑んだ。

台所を直してういろうの製造をはじめる

1952

ういろうの包装を竹皮から
より衛生的なアルミ蒸着紙に変更

当時、和菓子のモデル工場ともいわれた青柳瑞穂工場を建設し、
ういろうの包装技術を進化させ高圧加熱殺菌法を採用した。

柳宗理デザインの巻き紙

1954

柳宗理氏のデザイン設計による
茶房「青柳」を開店

広小路店に併設したデザイン性の高い空間で、
青柳の甘味や飲み物を楽しめる場を作った。

当時の店内の様子 ※閉店しております

瑞穂工場内に新しく洋菓子工場を建設

和菓子の製造販売に加え、洋菓子部を創立。フレッシュケーキやクッキーなどの製造を始めた。

1962

名古屋市守山区に新工場が完成し
瑞穂工場から移転

販売量の増加に伴い、守山区(現在の本社所在地)に新工場を建設。この頃、ういろうの日持ちを伸ばすための製造と包装の技術革新にもたゆまぬ研究開発を行う。

1964

東海道新幹線の開通で
青柳ういろうの
車内販売を開始

青柳ういろう1店だけが許可を得て車内販売を開始。
ういろうの名古屋名物化にも大きく貢献した。

新幹線積みこみ風景

1967

レストランフルールを
瑞穂区雲雀ヶ岡に開店

テラスにビアガーデンを開設するなど、名古屋の郊外型レストランの
草分けとして注目を集めた。

※閉店しております

1968

犬山工場完成と共に、
衛生的な
ういろうのフィルム密封製法を開発

新幹線開通を機に益々伸びる需要に対応すべく、長い年月をかけついにういろうの日持ちを伸ばす衛生的な製造包装技術を完成させ、同時に生産能力を上げた。

1969

青柳ういろうの歌でおなじみの
TVCM放送開始

「しろ・くろ・抹茶、、、」でおなじみの青柳ういろうのTVCMが放送開始。

1973

レストランフルール跡地に
メキシカンレストランフルール開店

鉄筋コンクリート六階建ての「ロジュマンフルール」を建設し、
その二階に当時は珍しかったメキシカンレストランを開店。この頃、市内各地で先鋭的な喫茶業態も展開していた。

※閉店しております

1978

名古屋テレビ塔地下街に高級喫茶
「アールヌーボーフルール」を開店

フランスから直輸入したアールヌーボー調の家具でまとめた高級喫茶店を開店。

※閉店しております

1979

創業百年の記念事業として大須店復元

太平洋戦争で焼ける前の昭和初期の大須本店を忠実に復元。
外観は黒しっくい、店内は総けやき造り、天井はけやきの格天井、
床は大理石で仕上げられた当時の名物建築を蘇らせた。

大須店開店のテープカット

「きしめんパイ」発売

名古屋みやげ創作菓子として「きしめんパイ」を発売。

発売当時のきしめんパイ

1981

業界初のひとくちサイズのういろう
「四季づくし」を発売

個食化のニーズが進む中、それまで棹状が
当たり前であったういろうの小分けサイズ商品を発売。

発売当時の四季づくし

1985

守山区に本社社屋完成

1階2階が洋菓子工場、3階を本社事務所とした新社屋が完成。

1987

八事「プラザフルール」の完成

1階に和洋菓子の売店と喫茶やサーティーワンアイスクリームの店舗、
2階にはギャラリースペースを備えたプラザフルールが完成。

※2007年に閉館しております

1989

カエルまんじゅう発売

創業110周年を記念してロゴマークをモチーフにした「カエルまんじゅう」を発売。
見た目の可愛らしさと、旅行や出張で「無事カエル」の語呂合わせで人気商品に。

発売当時のカエルまんじゅう

2011

冷やしういろう発売

季節ごとに変わる「味くらべシリーズ」のリニューアルにて、米粉のういろうでありなが
ら冷やしても固くならず美味しいというコンセプトで夏の商品を開発。その後、四季
ごとの商品を発売。

東京ガールズコレクションin名古屋
コラボういろうをイベント限定販売

名古屋初開催のファッションイベントTGCとのコラボ商品を限定販売。おいも味にハート模様の入った
かわいいういろうは、たくさんのお客さまがイベント会場で行列を作り、数時間で完売する人気ぶりであった。

2012

青柳小倉サンド発売

名古屋の喫茶店でおなじみの小倉トーストを小さな焼菓子にアレンジ。当時はまだ名古屋の土産菓子として珍しかった小倉をテーマにした青柳小倉サンドを発売。

守山工場が完成

さらに衛生的な環境でのういろう作りの実現のため、
本社の隣地に守山工場を新設。広々とした食堂
ラウンジも設け、製造と出荷の拠点を守山に集約。

第1回名古屋ウィメンズマラソンに青柳ういろうをエイド協賛

名古屋ウィメンズマラソンのコース上の給食で、ういろう約2万食の協賛を開始。
頑張っている女性ランナーの皆さんを美味しく名古屋らしいエネルギーチャージで応援。

2013

守山直営店を開店

本社近くに守山直営店を開店し、地元のお客様向けの「ひとくち生ういろう」を発売。デザイン性に富んだ建物は雑誌「商店建築」にも取り上げられました。

ひとくち生ういろう
守山直営店入り口

2015

青柳ういろうひとくち濃茶・和三盆発売

原料やパッケージデザインにもこだわったプレミアム版のひとくちういろうを発売。

2016

青柳ういろうひとくち濃茶・和三盆 
日本パッケージデザイン大賞で金賞を受賞

パッケージデザイン大賞の贈答部門で日本一の金賞を受賞しました。

青柳ういろうforアスリートを発売

名古屋ウィメンズマラソンの5回目を記念して、さらにイベントを楽しく
盛り上げるべく、スポーツ専用商品「青柳ういろうforアスリート」を発売。

2017

青柳総本家KITTE名古屋店開店

再開発の進む名古屋駅地区にフラッグシップ店を開店。
その場で気軽にういろうなどのお菓子を楽しめる場作りを
目的とし、小さな甘味カウンターを併設。カエルのミルク風呂などの
新たなデザートも展開。大型の造作照明が特徴的なインテリアで雑誌
「商店建築」にも取り上げられました。

2018

喫茶Willows開店

港区にオープンした商業施設ららぽーとみなとアクルスの
蔦屋書店内に喫茶店を開店。しばらく展開を控えていた
飲食事業を再開。

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